三井住友カードVisa infiniteの旅行保険を徹底解説｜補償内容・注意点・航空便遅延費用とは

三井住友カードVisa infiniteは、三井住友カードの最上位カードに相応しい「充実の特典」と「圧倒的なポイント還元」が魅力のカードです。

もちろんカード付帯の保険内容も充実しており、「海外・国内旅行傷害保険」「航空便遅延費用補償」「ショッピング保険」を利用することができます。

この記事では、実際に三井住友カードVisa infiniteを利用している筆者が「三井住友カードVisa infiniteの旅行保険」や「7つの選べる無料保険」について詳しく解説しています。

三井住友カードVisa infiniteは旅行保険以外にも「7つの選べる無料保険」のなかから好きな補償を選択することができるため、旅行保険以外の保険を利用したいという方も必見です。

三井住友カードVisa infiniteの付帯保険の仕組み

三井住友カードVisa infiniteは、充実した特典内容に加えて、最上位クラスのクレジットカードに相応しい充実した保険が付帯している点も魅力のひとつです。

三井住友カードVisa infiniteのカード保険は、7つの保険から必要な補償を選んで無料で利用することができます。

加入する保険や他のカードの補償を踏まえて、必要な補償を選ぶことができる点は三井住友カードVisa infiniteの保険の大きなメリットといえます。

初期設定は旅行安心プラン

三井住友カードVisa infinite発行時には「旅行安心プラン」が付帯しており、「海外旅行傷害保険」「国内旅行傷害保険」「航空便遅延費用特約」の補償を受けることができます。

いずれの保険も「利用付帯」となっており、三井住友カードVisa infiniteで旅費の一部または全額を支払う必要があります。

補償内容や補償条件については、この後詳しく解説していきます。

カード発行後「7つの選べる補償」から好きなプランを選択可能

三井住友カードVisa infiniteは、「7つの選べる補償」から好きなプランを選択して保険を利用することができます。

「スマホ保険」や「日常生活安心保険」など備えていると安心の保険が用意されており、実用的な補償内容となっている点も魅力です。

「旅行に行く機会が少ない方」や「他のクレジットカードで旅行保険を備えている方」にもメリットのある設計となっています。

カード発行時は「旅行安心プラン（海外国内旅行傷害保険）」が自動で付帯されるため、他の保険に切り替えを希望する場合、カード発行後にプラン変更手続きを行う必要があります。

最高500万円までのお買物安心保険（ショッピング保険）も利用可能

三井住友カードVisa infiniteには、「7つの選べる補償」とは別に「お買物安心保険（ショッピング保険）」が無料で付帯しています。

三井住友カードVisa infiniteのショッピング保険は、補償額、補償期間、対象商品ともに他のラグジュアリーカードを上回る手厚い内容となっているのが特徴です。

特に、他のクレジットカードのショッピング保険に比べて、補償期間が200日間と長いため、安心して購入した商品を利用することができます。

また、三井住友カードVisa infiniteのショッピング保険は、タブレット端末やPCなどの故障、盗難も補償の対象となっている点もメリットとして挙げられます。

三井住友カードVisa infiniteの「旅行保険」の内容

三井住友カードVisa infiniteに付帯する「旅行保険」の補償内容や条件について詳しく紹介していきます。

補償額は最高1億円の充実した旅行保険となっており、三井住友カードVisa infiniteの付帯保険だけで安心して旅行を楽しむことができます。

三井住友カードVisa infiniteの「海外旅行傷害保険」

補償項目	保険金額（目安）
傷害死亡・後遺障害保険金	最高1億円
傷害治療費用	500万円
疾病治療費用	500万円
賠償責任補償	1億円
携行品損害補償	100万円 （※免責3,000円）
救援者費用	1,000万円

三井住友カードVisa infiniteの「海外旅行傷害保険」は補償内容が充実しており、安心して海外旅行を楽しむことができます。

治療費・賠償責任・救援者費用まで幅広くカバーしているため、万が一の事態が発生しても、カードの補償で手厚い治療や救護を受けることができます。

三井住友カードVisa infiniteの旅行保険は、「利用付帯」となっており、旅費の一部又は全額を三井住友カードVisa infiniteで決済している必要があります。

旅費の決済には、空港まで向かうタクシーやバス、電車などの交通手段の運賃の決済も含まれるため、ツアー代金や航空券などを別途決済してしまっている場合も安心です。

「海外旅行傷害保険」活用例

海外旅行中に病気や怪我に見舞われた場合、治療費はもちろんのこと、病院までの移動手段、入院必需品の購入、宿泊先の延泊、帰国便の変更など高額な出費に見舞われます。

そこで活躍するのが三井住友カードVisa infiniteの「海外旅行傷害保険」です。

三井住友カードVisa infiniteの補償内容は、治療費にとどまらず、先ほど紹介したような病気や怪我に付随して発生する費用も補償の対象となっています。

慣れない海外でアクシデントに見舞われた場合でも、手厚い補償で金銭的な心配事なく治療に専念することができます。

三井住友カードVisa infiniteの「国内旅行傷害保険」

補償項目	保険金額（目安）
傷害死亡・後遺障害保険金	最高 1億円
入院保険金日額 （※フランチャイズ7日）	5,000円／日
通院保険金日額 （※フランチャイズ7日）	2,000円／日

三井住友カードVisa infiniteに付帯する「国内旅行傷害保険」は、国内旅行中や出張中の事故や怪我に備える補償内容となっています。

「海外旅行傷害保険」との違いは補償の対象が事故や怪我に限られている点で、国内の場合は旅先での病気などは補償の対象外となります。

また、以下の3つの事故にのみ備える補償内容となっており、個人で交通手段やホテルを予約した旅行の場合は、公共交通手段での移動中の事故か宿泊施設での火災のみが補償対象となります。

国内旅行中に病気や怪我に見舞われた場合、健康保険や民間の医療保険などの補償内容で医療費をカバーすることができるため、海外旅行に比べると補償内容はシンプルになっています。

「国内旅行傷害保険」活用例

三井住友カードVisa infiniteに付帯する「国内旅行傷害保険」は、「傷害死亡・後遺障害保険金」「入院」「通院」に備える補償内容となっています。

個人で旅行を手配した場合は、公共交通手段での移動中か宿泊先での事故のみが補償の対象となりますが、旅行会社主催のツアーに参加している場合は、道中での怪我なども補償の対象に含まれます。

ツアーで旅行中の場合は、観光地で散策中に車と接触した、山間を観光中に倒木で負傷したなどの突発的な事故も補償の対象となります。

三井住友カードVisa infiniteの「航空便遅延費用特約（海外・国内）」

補償項目	海外旅行	国内旅行
乗継遅延費用	2万円	2万円
出航遅延・欠航・搭乗不能費用	2万円	2万円
受託手荷物遅延費用	2万円	2万円
受託手荷物紛失費用	4万円	4万円

三井住友カードVisa infiniteには、「航空便遅延費用特約（海外・国内）」が付帯しており、飛行機の遅延や欠航、手荷物のトラブルに備えることができます。

宿泊料や食事代、生活必需品の購入金額など実際に発生した費用に対して保険金額が支払われる補償内容となっています。

例えば、飛行機の乗継遅延でホテルに宿泊したような場合は、ホテル宿泊にかかった費用が保険金として支払われる補償内容となっています。

それぞれ細かい条件があるため、旅行の際は、事前に特約内容を確認しておくのがおすすめです。

補償項目	保険金支払い対象
乗継遅延費用	代替便が利用可能となるまでの間に負担した 食事代およびホテル等の客室料
出航遅延・欠航・搭乗不能費用	代替便が利用可能となるまでの間に負担した 食事代
受託手荷物遅延費用	必要不可欠な衣類および生活必需品の 購入費用または賃貸費用
受託手荷物紛失費用	必要不可欠な衣類および生活必需品の 購入費用または賃貸費用

三井住友カードVisa infiniteの旅行保険のメリット

三井住友カードVisa infiniteの旅行保険は、最上位クラスのクレジットカードに相応しい補償内容なのでしょうか。

実際に三井住友カードVisa infiniteを発行した筆者が感じている「三井住友カードVisa infiniteの旅行保険のメリット」について紹介していきます。

「安心」の手厚い補償内容

三井住友カードVisa infiniteの旅行保険は、内容が手厚く、カード付帯の補償内容だけで安心して海外旅行を楽しむことができます。

海外旅行中に病気やケガに見舞われた場合、治療費や入院費以外にも、病気やケガによって発生した交通費や延泊宿泊料、追加の航空券費用など幅広い出費に対して保険金が受け取れる補償内容となっています。

また、意外と見落としがちな損害賠償についても1億円まで補償の対象としており、「ホテルで水漏れを起こした」「アクティビティ参加中に周囲に怪我をさせた」「展示物を壊してしまった」等の事態にも保険で備えることができます。

保険は自動付帯ではないが「使い勝手が良い」

「安心」の補償内容はもちろんのこと、筆者がメリットを感じているのが三井住友カードVisa infiniteの旅行保険の「使い勝手の良さ」です。

三井住友カードVisa infiniteの旅行保険は、「自動付帯（＝無条件で保険が利用可能）」ではなく、「利用付帯（＝旅費の一部または全額の決済で利用可能）」となっています。

この旅費の決済については、カード会社によって対象の決済内容に差があり、ツアー代金やホテル、航空券のみを旅費の決済とみなすカード会社が多いですが、三井住友カードVisa infiniteの場合は以下のいずれかの決済を行なっていれば旅行保険を利用することができます。

振り込みや他のクレジットカードでツアー代金やホテル、航空券の支払いを済ませていた場合でも、空港まで向かう電車やタクシー、バスなどの公共交通機関の決済を三井住友カードVisa infiniteで行えば旅行保険を利用することができます。

空港までの公共交通手段の決済で旅行保険が付帯する「使い勝手の良さ」が三井住友カードVisa infiniteのメリットといえます。

コンシェルジュサービスの利用で安心して補償が受けられる

旅行先でトラブルに見舞われた場合に役に立つのが「コンシェルジュサービス」です。

三井住友カードVisa infiniteには、24時間365日対応のコンシェルジュサービスが付帯しており、海外旅行先などからでも気軽に連絡することができます。

「旅先での体調不良」「手荷物の盗難被害」「宿泊先でのトラブル」などの事態に陥った場合、コンシェルジュサービスに連絡することで必要な手配や手続きが明確になります。

近隣の病院紹介や補償に必要な手続きなど、事態に合わせてわかりやすく案内を受けることができるため、トラブルに見舞われても安心して対応することができます。

年会費無料の家族カード会員も同様の補償が受けられる

三井住友カードVisa infiniteは、家族カードを何枚でも無料で発行することができます。

ラグジュアリーカードの多くは、家族カードの無料発行枚数を制限していますが、三井住友カードVisa infiniteは枚数制限なく無料で発行できる点が魅力です。

三井住友カードVisa infiniteの家族カード会員も本会員と同様の旅行補償を受けることができます。

ただし、本会員同様に家族カードで空港までの交通手段またはツアー代金の決済を行うことが必要になります。

三井住友カードVisa infiniteの旅行保険の注意点

三井住友カードVisa infiniteの旅行保険にはいくつか注意点があります。

見逃していると「補償が受けられない」といった事態になりますので、必ず旅行の前に確認しておくようにしましょう。

保険の適用となるためには「旅費」の決済が必要

先ほども、説明した通り、三井住友カードVisa infiniteの旅行保険は利用付帯となっており、以下のいずれかの決済を三井住友カードVisa infiniteで行う必要があります。

ポイントは「出国前」の決済であること、「ホテル代金」は含まれないことです。

個人手配での旅行の場合は、航空券の決済または空港までの公共交通機関の運賃の決済を三井住友カードVisa infiniteで行うようにしましょう。

家族特約は補償内容が異なる

三井住友カードVisa infiniteの旅行保険には、「家族特約」が付帯しており、以下の対象家族の旅行保険が無料で付帯します。

クレジットカードの家族カードが発行できない未成年の子供なども「家族特約」で補償を受けることができる点は、三井住友カードVisa infiniteのメリットといえます。

ただし、「家族特約」で受けることができる補償内容は、本会員の補償内容とは異なります。

「死亡・後遺障害」については、最高1億円ではなく最高1,000万円までとなっています。

家族カードを発行すると本会員と同様の補償内容が受けられるため、家族カードを発行して保険を付帯するほうが補償内容が手厚くなるためおすすめです。

「家族特約」補償内容

補償内容
傷害死亡・後遺障害	最⾼1,000万円
傷害治療費⽤	500万円
疾病治療費⽤	500万円
賠償責任	1億円
携⾏品損害（免責3,000円）	100万円
救援者費⽤	1,000万円

補償を受けるためには「書類」や「手配」が必要

「海外旅行傷害保険」例

クレジットカードに付帯する保険を利用する場合、書類の手配や手続きが必要になります。

トラブルに見舞われた場合、まずはコンシェルジュサービスに連絡をして、必要な書類の確認や高額医療費決済に備える手配を依頼するのがおすすめです。

三井住友カードVisa infiniteは旅行に強いクレジットカード

三井住友カードVisa infiniteは、旅行好きに最適の最上位クラスのクレジットカードです。

実際に三井住友カードVisa infiniteを発行した筆者も、海外旅行に活用したいと考えてカードの発行を決断しました。

三井住友カードVisa infiniteが「旅行に強い理由」について実体験をもとに紹介します。

プライオリティ・パスで世界1,800ヶ所以上のラウンジを利用可能

三井住友カードVisa infiniteは、プライオリティ・パスのプレステージ会員の特典が付帯しており、世界1,800ヶ所以上の空港ラウンジを回数制限なく無料で利用することができます。

通常、プライオリティ・パスのプレステージ会員になるためには、年会費が約7万円かかるため、この特典だけでも三井住友カードVisa infiniteの年会費のほとんどを取り返すことができる計算です。

海外空港では、空港ラウンジ以外にも「レストラン」の食事代や「休憩施設」の利用料金が無料になる特典も含まれており、海外旅行や出張がより充実する特典内容となっています。

ホテル優待でステータス会員としての特典を利用可能

三井住友カードVisa infiniteは、「Visa Luxury Hotel Collection」の対象ホテルで最低価格保証、朝食無料サービス、客室アップグレード、レイトチェックアウトなどの優待を受けることができます。

世界900ヶ所以上の高級ホテルで上級ステータス会員としての特典を受けることできるため、旅好きにとってはこの上ない特典内容といえます。

1泊2〜3万円以上の価値のある優待内容となっており、対象ホテルを年間数泊利用するだけでも三井住友カードVisa infiniteのカード年会費の元が取れるようになっています。

コンシェルジュサービスで手軽に旅行予約

三井住友カードVisa infiniteは専属コンシェルジュを通じて、ホテルや航空券、イベントの予約を行うことができます。

電話、メール、LINEなどの手段でコンシェルジュに相談することができるため、旅の手配をスムーズに進めることができます。

また、三井住友カードVisa infiniteには、カード会員専用のコンシェルジュ専用サイトが設けられており、専用サイト上で料金やプランを確認の上、コンシェルジュに手配を依頼することもできます。

実際に筆者もコンシェルジュサイトを通じてホテル予約を試みたところ、意外にも楽天トラベルなどの旅行予約サイトよりも1泊1万円以上お安い価格で旅行予約を行うことができました。

「コンシェルジュ＝利便性重視で予約価格は高い」というイメージでしたが、最低価格でホテルを予約することができ、大変満足しています。

ちなみに、コンシェルジュサイトを通じてホテル予約を行うと、プランによってはステータス会員としての優待を受けることができます。

客室アップグレード、朝食サービス、アーリー・レイトチェックアウト、飲食クレジット（＄100）などの充実した特典を利用することができるため、ホテル系列のステータスカードを発行しなくても同等の優待が期待できます。

自宅・空港間の荷物宅配サービス

三井住友カードVisa infiniteは、国際線利用時に自宅・空港間の荷物宅配サービスを無料で利用することができます。

スーツケースやゴルフバックなどの大型の荷物を2個まで往復無料で宅配してもらうことができます。

荷物が多くなる海外旅行時にありがたい特典内容となっています。

三井住友カードVisa infiniteの旅行保険は安心の補償内容

三井住友カードVisa infiniteの旅行傷害保険は、安心の補償内容となっており、カードに付帯する保険だけで十分旅行を満喫することができます。

三井住友カードVisa infiniteは、旅行好きの方に嬉しい特典が目白押しの究極の一枚といえます。