プラチナプリファードはハイステータスのカードか？プラチナクラスにふさわしいカードか解説

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三井住友カード プラチナプリファードは、ポイント還元率に特化したプラチナクラスのカードとなっています。

プラチナクラスの特典内容を最低限に削り、ポイント還元率を重視しているため、「プラチナプリファードはハイステータスのカードなのか」疑問に思われる方も多いと思います。

この記事では、プラチナプリファードを愛用する現役銀行員の筆者がプラチナプリファードはハイステータスのカードと呼べるのか詳しく解説したいと思います。

三井住友カード プラチナプリファードとは

プラチナプリファードは、三井住友カードから発行が可能なポイント還元に特化したプラチナクラスのカードになります。

プラチナプリファードはポイント特化型のプラチナカード

プラチナプリファードは、通常のカード利用時のポイント還元率が1％となっており、同じく三井住友カードから発行できる一般やゴールドクラスのカードよりも高いポイント還元率となっています。

また、プラチナプリファードは、プリファードストアと呼ばれる特約店での利用で最大10％のポイント還元を受けることができます。

同じく三井住友カードから発行が可能なプラチナカードと比較してもポイント還元率は高く、プラチナプリファードは、三井住友カードから発行できるクレジットカードのなかで最もポイントが貯まるカードといえます。

プラチナプリファードはハイステータスのカードなのか

プラチナプリファードは、一般やゴールドクラスのクレジットカードよりもステイタスは高いものの、プラチナクラスのカードといえるだけのステイタスがあるのでしょうか。

プラチナプリファードは、ハイステイタスと位置付けられるカードなのか詳しく解説します。

特典内容は一般、ゴールドクラスより格上

プラチナプリファードは、他の一般やゴールドカードに比べて、付帯の保険の補償内容、コンシェルジュサービス、空港ラウンジの利用などの特典内容が厚いクレジットカードになっています。

プラチナプリファードは、ポイント還元率が高いだけでなく、コンシェルジュサービスのようなプラチナクラスのクレジットカードにのみ付随するようなサービスも兼ね備えたクレジットカードとなっています。

カードの利用限度額も最大500万円までとなっており、審査も相応のハードルが求められることから、ステータスの高いカードの部類に入ると思います。

プラチナプリファードは、他のクラスのクレジットカードを上回るサービスが兼ね備わっており、控えめの年会費で必要最低限のステイタスが欲しいと感じる方にはおすすめのカードといえます

コンシェルジュサービスはあるもののプラチナクラスのサービスは最低限

プラチナプリファードは、同じく三井住友カードから発行が可能なプラチナカードと比較してステータスが劣るといわれています。

プラチナプリファードと三井住友カード プラチナのステイタスに差があるといわれる理由には、審査難易度や特典内容、年会費などが挙げられます。

	プラチナプリファード	三井住友カード プラチナ
年会費	33,000円	55,000円
ポイント還元率	◎	◯
コンシェルジュサービス	◯
プライオリティパス	なし	あり
プラチナ特典	ー	レストラン優待 ゴルフ場優待 会員限定催し　等
総利用額	〜500万円	300万円〜
申し込み対象	安定収入のある 満20歳以上	安定収入のある 満30歳以上

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三井住友カード プラチナのほうが、年会費や審査難易度が高い分、利用上限額が高く、サービス内容も手厚い内容となっています。

一方、プラチナプリファードは、年会費が割安で最低限のプラチナクラスのサービス内容のみ利用できるコスパの良いクレジットカードといえます。

三井住友カード プラチナと比較するとステイタスは劣るものの、利用上限額などから考えるとプラチナプリファードも世間一般的にはステイタスのあるクレジットカードといえると思います。

ブラックの高級感のあるデザインでステイタスを感じるカード

クレジットカードのステイタスを判断する上で「デザイン性も重視したい」という方も一定数いらっしゃるでしょう。

一般的にクレジットカードは、カードのランクによって券面の色合いやデザインが異なることがほとんどです。

プラチナクラスのカードですと、シルバーやダークグレーなどのプラチナに近い色味のデザインのクレジットカードが一般的です。

プラチナプリファードの場合、「ブラック」と「プラチナホワイト」の２色のデザインよりカードの券面を選ぶことができます。

どちらも高級感のあるデザインとなっており、ステイタスのあるカードに相応しいカードの券面といえます。

プラチナプリファードと他のハイステータスカードの特典比較

一般的にクレジットカードをステイタス順に並べると　一般 ＜ ゴールド ＜ プラチナ ＜ ブラックというならびになります。

プラチナやブラックカードは入会の審査基準が高く、カード付帯のサービスも充実していることからハイステイタスのクレジットカードという分類に分けられます。

プラチナプリファードは、ポイント還元に特化したプラチナカードになるため、カード付帯のサービス内容は他のステイタスカードに比べると少し劣る内容になっています。

プラチナプリファードとプラチナクラスの他のステイタスカードの特典内容の差についてひとつずつ紹介していきます。

スタイタス①コンシェルジュサービス比較

プラチナクラスのクレジットカードに欠かせない特典のひとつにコンシェルジュサービスがあります。

コンシェルジュサービスとは、カード会員専用のダイヤルに電話をすることで、旅行やレストラン、ゴルフ場の予約などを行ってもらえるサービスです。

プラチナプリファードの場合、VISAカードが運営する「Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター（VPCC）」を利用することができます。

一方、三井住友カード プラチナの場合は、プラチナカード会員専用のコンシェルジュサービスを利用することができます。

カードの種類によって、コンシェルジュサービスの相談先が異なるものの、基本的に依頼できる内容に大きな差はないため、同等のサービスが受けられるという印象です。

プラチナプリファードを愛用する筆者の感覚では、プラチナプリファードのコンシェルジュサービスで十分であると感じています。

ステイタス②空港ラウンジ特典比較

プラチナプリファードは、国内の主要空港とハワイの空港ラウンジを無料で利用することができます。

プラチナプリファードで利用できる空港ラウンジはカードラウンジと呼ばれるもので、ゴールドカードなどでも利用が可能なラウンジとなっています。

一方、三井住友カード プラチナの場合、プライオリティ・パスを利用することが可能で、世界1,600以上の空港ラウンジを無料で利用することができます。

プライオリティ・パスで利用可能な空港ラウンジは、カードラウンジとは異なり、無料で飲食の提供があったり、シャワールーム、仮眠スペースなどが設けられた充実したラウンジとなっています。

プライオリティ・パスが利用できるかはどうかは、プラチナプリファードと三井住友カード プラチナの特典面の大きな差といえます。

ステイタス③付帯の海外・国内傷害旅行保険比較

クレジットカードには、無料で利用できる付帯保険がついており、プラチナプリファードの場合は7つの保険のなかから好きな補償を選んで利用することができます。

いずれの保険の補償内容も一般やゴールドを上回る手厚い内容となっており、プラチナクラスにふさわしい補償内容といえます。

プラチナプリファードと三井住友カード プラチナの海外・国内旅行傷害保険の内容を比較すると、三井住友カード プラチナのほうがより手厚い補償内容となっています。

プラチナカードに比べるとプラチナプリファードの補償金額は劣るものの、旅行好きの筆者はプラチナプリファードの保険内容でも十分であると感じています。

補償内容	プラチナプリファード 保険金額	三井住友カード プラチナ 保険金額
傷害死亡・後遺障害	最高5,000万円	1億円
傷害治療費用	300万円	500万円
疾病治療費用	300万円	500万円
賠償責任	5,000万円	1億円
携行品損害（免責3,000円）	50万円	100万円
救援者費用	500万円	1,000万円

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ステイタス④その他レストラン・イベントなどの特典比較

プラチナプリファードと三井住友カード プラチナの決定的な違いが、三井住友カード プラチナであれば「プラチナグルメクーポン（レストラン優待）」や「ゴルフトーナメントの無料観戦招待」、「メンバーズセレクション（ギフトプレゼント）」などのサービスが利用できる点です。

いずれのサービスもプラチナプリファードでは利用することができない、三井住友カード プラチナの特典となっています。

三井住友カード プラチナは、ステイタスカードにふさわしい付加価値のあるサービスが備わっているのに対して、プラチナプリファードは、実用的な特典のみを残したプラチナクラスのカードとなっています。

他のステイタスカードにないプラチナプリファードのメリット

他のプラチナクラスのカードと比較したプラチナプリファードのメリットについて紹介していきます。

高いポイント還元率

プラチナプリファードは、ポイント特化型のプラチナカードと評されるだけあり、ポイント還元が魅力のカードとなっています。

通常のポイント還元率は1％ですが、プリファードストアでのカード利用で最大10％のポイント還元を受けることができます。

日頃よく利用するコンビニ、飲食店、スーパーマーケット、ドラックストアなどもポイント高還元のプリファードストアとなっているので、意識していなくても自然とまとまったポイントを獲得することができます。

実際にプラチナプリファードを愛用する筆者は、年間300万円程度の利用で毎年10万円以上のポイントを獲得することができています。

ポイント還元率は間違いなく他のステイタスカードを上回りますので、ポイントをしっかり貯めたい方はプラチナプリファードを選ぶのが正解でしょう。

SBI証券のクレカ積立のポイント還元率

プラチナプリファードは、SBI証券のクレカ積立でポイントが最大3％貯まる唯一のクレジットカードとなっています。

クレカ積立とは、投資信託の積立をクレジットカード払いで行うことで、毎月の積立金額に対してクレジットカードのポイントが貯まる仕組みになっています。

クレカ積立は、利用するクレジットカードによってポイント付与率が異なり、SBI証券ではプラチナプリファードが最もポイント付与率が高いカードとなっています。

投資信託への積立投資を行っている方であれば、プラチナプリファード経由での投資で年間最大36,000円相当のポイントを獲得することができます。

筆者もプラチナプリファードでクレカ積立を行っており、クレカ積立だけで年会費分を上回るポイントを毎年獲得しています。

魅力的な新規入会特典・継続利用特典

プラチナプリファードは、新規入会特典や継続利用時の特典が非常に魅力的な内容になっています。

さらにプラチナプリファードは、カード継続時に100万円の利用金額ごといに10,000円相当のポイント付与（最大40,000円相当まで）を受けることができます。

400万円以上のカード利用で最大40,000円相当のポイントを獲得することができ、こちらの継続特典を受け取ることでカード利用額に対して実質2％（通常1％＋継続特典1％）のポイント還元を受けることができます。

魅力的な新規入会特典や継続特典は、他のハイステイタスカードにはないプラチナプリファードの魅力といえます。

プラチナプリファードはステイタス＋高還元のプラチナカード

プラチナプリファードは、プラチナクラスの特典やサービス内容が備わったハイステイタスのクレジットカードといえるでしょう。

特典内容やサービス内容は他のプラチナクラスのクレジットカードより若干劣るものの、利用限度額も高く、金融系のクレジットカードの信用度も兼ね備えているため、ハイクラスのクレジットカードといえます。

プラチナプリファードは、ポイント還元率が魅力のカードですので、ポイント還元率を重視しつつステイタスの高いカードを求めている方にぴったりの一枚です。

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